子どもの安全で健やかな移動のあり方と道路・交通マネジメントに関する研究

子どもが大人の付き添いなしで自由に外出・移動できることは，徒歩や自転車といったアクティブな移動 を日常的に行うことに繋がり身体健康上望ましいことや，早い時期から自立性を養うことに繋がるといった ことが提唱されている．一方で，子どもが単独で移動することは交通安全上や防犯上のリスクが相対的に高 くなることが考えられる．そこで，本自主研究では，子どもの通学時および通学時以外の移動における安全 性と自由性の実態やトレードオフとも考えられる相互関係性，そしてそれらが子どもの発達や社会に及ぼす 効果影響を明らかにすることを目的とする．さらに，安全性と自由性の両立という観点に立脚した子どもの 移動のあり方と，それを支えるための道路・交通マネジメントやまちづくりのあり方を提言する．

豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系 准教授 松尾幸二郎（交通安全マネジメント）
香川高等専門学校 建設環境工学科 教授 宮崎耕輔（子どものモビリティ）
秋田工業高等専門学校 創造システム工学科 土木・建築系 准教授 葛西誠（交通運用管理・モデル）
熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 准教授 吉城秀治（子どものアクティビティ）
大妻女子大学 社会情報学部 教授 木下勇（子ども環境学）
名古屋市立大学 人間文化研究科・人文社会学部 准教授 谷口由希子（児童福祉論）
豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系 准教授 杉木直（都市構造）
大阪工業大学 工学部 都市デザイン工学科 准教授 西堀泰英（交通まちづくり）
東北大学 データ駆動科学・AI 教育研究センター 助教 大山智也（犯罪社会学）
マレーシア科学大学土木工学部 准教授 Nur Sabahiah Abdul Sukor（交通心理学）
マラヤ大学建設環境学部 講師 Yong Adilah Binti Shamsul Harumain（都市計画）

（2024年4月現在）