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はじめに

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私たちの利用する生活になくてはならないものに交通信号機があります。信号機は全国に約21万基以上あると言われています。現在のような青黄赤3色が点灯する信号機が日本に、初めて設置されてから、約100年が経ちますが、薄暗かった信号灯器の明かりも最近はLEDを利用することで明るく、くっきり見えるようになり、格段の進歩を遂げています。

幹線道路どうしが交わる大きな交差点にも、住宅街にある比較的小さな交差点にも信号機は点灯しています。人が移動する際には必ずお世話になる信号機、時には、イライラする対象になったりする場合もあります。しかし、信号機は交通の安全を司るマシンで、人々が安心を寄せる装置であります。人が唯一機械に従うものが信号機と言っても過言ではありません。共通のルールである道路交通法に従って信号機が作動しているからこそ人々が安心して移動ができるのです。

しかし、日本全国にある交通信号機は、地域や地方で微妙な違いがあるのをご存知でしょうか。道路交通法に定められている信号機の設置・運用管理は地元の公安委員会が行っており、そのため、運用の違いが生じています。例えば、雪の多い北国では信号灯器が縦についています。横型に見慣れている人は最初少し驚きますが、直ぐに順応することと思います。このようなすぐにわかる例のみならず、細かなところで微妙に異なる信号機が全国には数多く存在しているのです。

本書は信号機の基本について、写真・イラストや関係法令を交えて記載しています。様々な車を運転する信号機に詳しい愛好家、信号機器を開発・製造してきた経験を持つ者、交通信号機を含む交通工学の研究者、そして信号機を設置管理する実務経験者等それぞれの立場から多角的に信号機の持っている意味・目的・課題など複雑な面を踏まえてわかりやすく解説しています。

本書を通じて、知っているようで知らなかった交通への視点が得られるかもしれません。また、これから交通工学を習得しようとしている人たちや、信号機に興味を持たれている方、道路交通関係に従事している方々の必読書になると自負しております。また、少しでも多くの方に信号機を知っていただき、関心を持ってもらい、そして、深く理解していただくことで交通安全に寄与できることを願っています。

執筆にあたり、資料の提供等ご協力いただいた一般社団法人UTMS 協会、株式会社京三製作所、三球電機株式会社等関係する業界・団体の皆様に感謝いたします。皆様のご支援があったからこそ、この本を完成させることができました。

最後に、本書を手に取ってくださった読者の皆様に、深く御礼申し上げます。皆様にとって少しでも有益な一冊となれば幸いです。

筆者一同

目次

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本編

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信号機の基本について、写真・イラストや関係法令を交えて記載。信号機の持つ意味や目的、課題などをわかりやすく解説!
読み応えたっぷり!“なるほど”が詰まったコラムも満載!
著者自身が全国各地・世界各地で撮りためた写真も多数掲載!