交通信号の手引き


発行主体 社団法人 交通工学研究会
監修
発行所 社団法人 交通工学研究会
電話 03-3501-7761
FAX 03-3501-7762
発行年月日 平成6年7月
入手方法 市販有
価格 6,180円
頁数 157

文献分類:手引き
主な内容:交通信号

1.序論
1.1 交通信号の歴史
1.1.1 創始期
1.1.2 発祥期
1.1.3 復興期
1.1.4 躍進期
1.1.5 海外の動向
1.2 信号制御の考え方
1.2.1 信号制御の目標
1.2.2 信号機の設置要件

2.信号制御の基礎的事項
2.1 制御パラメータの種類と役割
2.1.1 信号現示の飽和度
2.1.2 制御パラメーター
2.2 制御方式の種類と機能
2.2.1 信号制御方式の種類
2.2.2 地点制御方式
2.2.3 系統制御方式
2.2.4 面制御方式
2.3 信号制御の評価尺度
2.3.1 旅行時間
2.3.2 交差点通過に要する停止・発進回数,および信号待ち回数
2.3.3 遅れ時間
2.3.4 捌け量
2.3.5 渋滞長時間(待ち行列長)

3.信号表示企画の基本
3.1 信号表示企画の設計手順
3.2 交差点交通量の整理と設計交通量の設定
3.2.1 交通量の整理
3.2.2 設計交通量の設定
3.3 現示方式の設計
3.3.1 現示方式の設計手順
3.3.2 現示方式設計の基本事項
3.3.3 現示の組合せ代表例
3.4 飽和交通流率の設定
3.4.1 飽和交通流率の基本値の設定
3.4.2 飽和交通流率の算定
3.4.3 飽和交通流率を用いた交通処理量の算定例
3.5 必要現示率と交差点飽和度の算定
3.5.1 必要現示率の算定
3.5.2 交差点飽和度の算定と検討
3.6 黄時間,全赤時間の設計と損失時間
3.6.1 クリアランス時間の標準値
3.6.2 損失時間の推定
3.7 サイクル長の検討とスプリット設定
3.7.1 サイクル長の算定と検討
3.7.2 横断歩行者現示時間の検討
3.7.3 スプリットの算定と検討
3.8 系統制御に関する基本的事項
3.8.1 共通サイクル長の設定
3.8.2 オフセット

4.信号制御の設計
4.1 定周期制御
4.1.1 多段定周期地点制御
4.1.2 多段定周期系統制御
4.2 交通感応制御
4.2.1 ミクロ感応制御
(1) 右折感応制御
(2) 捌け率最大感応制御
(3) ジレンマ感応制御
(4) 高速感応制御
(5) バス優先制御
(6) 列車感応制御
(7) 簡易半感応制御
(8) 歩行者感応制御
(9) 交通弱者感応制御
(10) 現示切替制御
4.2.2 マクロ感応制御
(1) 交通状態量
(2) スプリット制御
(3) サイクル長制御
(4) オフセット制御

5.信号制御機器の種類と設置
5.1 設置に当たっての留意事項
5.1.1 信号機新設に関する一般的事項
5.1.2 信号灯器
5.1.3 制御機
5.1.4 車両感知器
5.1.5 その他機器
5.2 信号灯器
5.2.1 信号灯器の外観と構造
5.2.2 電球
5.2.3 特殊構造の信号灯器
5.3 制御機
5.3.1 集中制御用交通信号制御機
5.3.2 プログラム式交通信号制御機
5.3.3 押ボタン式交通信号制御機
5.3.4 その他の交通信号制御機
5.4 車両感知器
5.5 その他の機器
5.5.1 交通管制システム
5.5.2 伝送

6.信号制御の運用と改善
6.1 制御性能の継続的監視と運用改善の必要性
6.2 対象交差点の抽出
6.2.1 ボトルネック交差点の特定
6.2.2 その他の運用改善を要する交差点の特定
6.3 障害と対応
6.3.1 ボトルネック交差点の対策例
6.3.2 事故防止上の運用改善を要する交差点の対策例

補足説明
補足1 右折車のギャップアクセプタンス
補足2 歩行者と交錯する左折車の左折確率
補足3 バスが飽和交通流率に与える影響
補足4 Webster の実験式の導出過程
補足5 マクロ感応制御における負荷率比例配分方式によるスプリット制御

付録-1 主要な交通シミュレーションモデル
[1] SATURN
[2] CONTRAM
[3] MICSTRAN

[4] MACSTRAN
[5] TRANSYT
[6] TRAF-NETSIM

付録-2 海外の信号制御方式

付録-3 関係法令


1.序論
 図1.1.1 信号標板
 図1.1.2 バタン式交通整理器
 図1.1.3 レイノルズ社製自動信号機
 図1.1.4 国産自動信号機
 図1.1.5 信号現示経過表示装置
 図1.1.6 「ドレミ」型信号灯
 図1.2.1 信号交差点および優先通行型交差点における理論上の遅れと交通量の関係の例

2.信号制御の基礎的事項
 図2.1.1 現示例
 図2.1.2 現示と交差点の飽和度
 図2.3.1 一様到着の場合の遅れおよび停止台数
 図2.3.2 孤立した単独交差点における遅れとサイクル長との関係

3.信号表示企画の基本
 図3.1.1 信号表示企画の設計手順
 図3.2.1 例題の交差点
 図3.2.2 設計交通量の例
 表3.2.1 交差点交通量の整理例
 図3.3.1 同一交通流線に対する処理現示の分割
 図3.3.2 対向する交通量の青表示の開始時刻
 図3.3.3 時差式信号現示の標示版
 図3.3.4 主流交通に対する青矢表示
 図3.3.5 右折車と交差側の左折車の組合せ処理
 図3.3.6 十字交差点における右折車と交差側の左折車の組合せ処理の例
 図3.3.7 青矢表示による右折車処理の例
 図3.3.8 右左折車と歩行者との交錯をさける現示例
 図3.3.9 右折交通量が少ない場合(標準2現示)
 図3.3.10 十字交差点の一般的な組合せ
 図3.3.11 右左折交通量が多い場合の現示例(右左折専用現示付現示)
 図3.3.12 右折交通量が主,従道路の各1方向にのみ多い場合の現示例
 図3.3.13 歩行者交通量が多い場合の現示例
 図3.3.14 主流交通の方向が転向交通である変則十字交差
 図3.3.15 主流方向に横断歩道がない場合の現示例
 図3.3.16 主流方向に横断歩道がある場合の現示例
 図3.3.17 歩行者交通量が多い場合の現示例
 図3.3.18 標準T型交差
 図3.3.19 A方向からの右折が少なくa,b,d横断歩行者が少ない場合
 図3.3.20 一般的な組合せ
 図3.3.21 交差点の導流化が可能な場合の現示例
 図3.3.22 歩行者交通量が極度に多い場合の現示例
 図3.3.23 A方向からの右折が多く、かつ歩行者交通量が多い場合の現示例
 図3.3.24 3現示処理の例
 図3.3.25 クランク型交差
 図3.3.26 クランク型交差点(a)の現示の代表例
 図3.3.27 A,B方向からの右折交通が多い場合の現示例
 図3.3.28 ダイヤモンド型立体交差における平面交差部
 図3.3.29 ダイヤモンド型立体交差の平面交差部における代表的な現示例
 図3.3.30 近接交差点における現示例(1)
 図3.3.31 近接交差点における現示例(2)
 表3.4.1 信号交差点の飽和交通流率の基本値
 表3.4.2 飽和交通流率に影響を及ぼす要因
 表3.4.3 車線幅員による補正率
 表3.4.4 縦断勾配による補正率
 表3.4.5 大型車混入による補正率
 表3.4.6 対向直進交通量と右折確率の関係
 図3.4.1 左折確率(fL)と歩行者数,サイクル長,横断歩道長の関係
 表3.4.7 左折車混入による補正率αLT
 表3.4.8 バスについての補正値
 図3.4.2 飽和交通流率の計算例,設計交通量
 表3.6.1 クリアランス時間(黄時間+全赤時間)の標準値
 図3.6.1 ジレンマ・ゾーンとオプション・ゾーン
 図3.6.2 コンフリクト・ゾーンとエスケープ・ゾーン
 表3.6.2 クリアランス時間(黄時間+全赤時間)の計算値
 表3.7.1 信号交差点における横断歩行者交通の飽和流率
 図3.8.1 系統リンクの遅れとサイクル,オフセットおよびリンク旅行時間の関係
 図3.8.2 サイクル長と系統リンクの遅れとの関係
 図3.8.3 平等オフセット方式
 図3.8.4 過飽和交差点Aの交通処理能力を低下させないオフセットの許容範囲
 図3.8.5 過飽和時の制御目的とオフセット
 図3.8.6 ループとトリー
 表3.8.1 リンク往復旅行時間と系統効果との関係

4.信号制御の設計
 図4.1.1 交通需要のパターン化例
 表4.2.1 ミクロ感応制御の概要
 図4.2.1 右折感応制御のアルゴリズム
 図4.2.2 捌け率最大感応動作
 図4.2.3 最小青時間
 表4.2.2 青後半の交通流率と制御効果
 図4.2.4 ジレンマゾーン/オプションゾーン
 図4.2.5 制御に適用するジレンマゾーン
 図4.2.6 ジレンマ感応制御の基本方式
 図4.2.7 青短縮動作の例
 図4.2.8 赤延長動作の例
 図4.2.9 青時間延長制御
 図4.2.10 赤時間短縮制御
 図4.2.11 列車感知信号機で制御されている交差点の例(車両の踏切一時停止義務を残した制御)
 図4.2.12 図4.2.11の交差点の信号現示階梯図
 図4.2.13 図4.2.11の交差点における平常時の各現示での交通流
 図4.2.14 図4.2.11の交差点における踏切遮断時の交通流
 表4.2.2 図4.2.11の交差点における列車接近時の動作
 図4.2.15 系統制御内における押しボタン制御の動作
 図4.2.16 待ち時間短縮動作の例
 図4.2.17 系統簡易半感応(押ボタン)制御による待ち時間の比較
 図4.2.18 歩行者感応動作の例
 図4.2.19 交通弱者感応動作の例
 図4.2.20 交通弱者感応制御の機器構成
 図4.2.21 交通弱者用押ボタン箱
 図4.2.22 現示切替制御の例
 図4.2.23 交通量と占有率との関係
 図4.2.24 スプリット・パターン選択概念図
 表4.2.4 サイクル長Cに対する系統効果とリンク長との関係
 図4.2.25 サイクル長Cに対するリンク長と遅れとの関係
 図4.2.26 道路網の構成例
 図4.2.27 制御単位の検討
 図4.2.28 面制御の制御単位例
 図4.2.29 サイクル長パターン選択概念図
 図4.2.30 オフセット・パターン選択概念図
 図4.2.31 オフセット追従時の反転防止
 図4.3.32 オフセット追従量の減少化

5.信号制御機器の種類と設置
 図5.1.1 (1)
 図5.1.1 (2)
 図5.1.2 標準交差点信号灯設置状況
 図5.1.3 変型交差点の信号灯設置例
 図5.2.1 車両用灯器
 図5.2.2(1) 信号灯配光曲線図例(縦方向)
 図5.2.2(2) 信号灯配光曲線図例(横方向)
 図5.2.3(1) 車両用信号灯のレンズ色の色度図(警察庁仕様)
 図5.2.3(2) 歩行車用信号灯のレンズ色の色度図(警察庁仕様)
 図5.2.4 バンドミラー型電球の機能概念図
 図5.2.5 偏光型信号灯器の構造および特徴
 図5.2.6 偏光型信号灯器の対象車線からの可視範囲
 図5.2.7 疑似点灯防止型交通信号灯器の構造および特徴
 表5.3.1 信号制御機の種類
 図5.5.1 交通管制システム構成

6.信号制御の運用と改善
 図6.1.1 制御見直し間隔と制御性能低下率
 図6.2.1 渋滞例
 図6.2.2 一般道路利用者を対象としたアンケート調査設問例(1)
 図6.2.3 一般道路利用者を対象としたアンケート調査設問例(2)
 図6.3.1 先出し時差
 図6.3.2 左折矢と組み合わせた信号現示
 図6.3.3 右左折合流制御
 図6.3.4 押ボタン制御
 図6.3.5 歩行者二段階横断
 図6.3.6 歩行者感応制御
 図6.3.7 導流島設置による常時左折
 図6.3.8 渋滞発生時間帯とスプリット配分
 図6.3.9 矢印による屈折交通の整理
 図6.3.10 時差現示の追加
 図6.3.11 近接交差点における出合頭事故
 図6.3.12 交差点間時差
 図6.3.13 予告信号灯
 図6.3.14 変形交差点の改良
 図6.3.15 オフセットと対向車群の関係
 図6.3.16 右直分離
 図6.3.17 左折車と歩行者の分離
 図6.3.18 歩車分離
 図6.3.19 歩道橋設置による横断歩道の省略
 図6.3.20 速度の上がりやすいオフセット

補足説明
 図補2.1 青信号の経過時間と左折車停止確率の一例(銀座4丁目)
 表補4.1 C0=(KL+5)/(1-Y)[秒]におけるK値

付録−1 主要な交通シミュレーションモデル
 図付1.1 SATURNの交差点における4つのフローパターン
 図付1.2 CONTRAMのフローチャート
 図付1.3 リンクの幾何構造
 図付1.4 リンクの内部構造
 図付1.5 ゾーンとエレメントの概念
 図付1.6 エレメント容量の概念
 図付1.7 車群の拡散
 図付1.8 TRAF構成チャート
参考資料−1 主要シミュレーションモデル一覧表
参考資料−2 TARF-NETSIMとMICSTRANの処理の比較
 表付2.1 信号制御方式の世代分類
 表付2.2 SCOOT,SCAT,最近の日本の制御方式の比較
 図付2.1 SCOOT交通モデルの原理
 表付2.3 SCATにおけるDS(青時間利用率)の概念
 表付2.4 新しい制御システムの実験概要